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万葉の声が、死者と生者の間を行き交い、響きあい、映画という語りとなって、現代に生きる私たちに届けられる。交錯する光の中に、言葉にならない主人公たちの感情が絡み合い、河Pのカメラによって神々しい風景として浮かび上がった。 |
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河瀬直美の作品はとても感動的だ。
彼女は自身の国の文化、その身近な人々について語っているだけなのに、それはとても普遍的である。そして『朱花の月』が普遍的な愛の物語だからこそ、わたしはそこから、日本の心を理解できたのだ。 |
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自然を広く大きく切り取り表現する事は、わたしたち人間の親密で繊細な感情を描くことに通じている。暴力と優しさの、過去と現在の、そして、もちろん自然と人類の ―― 自然界に存在する多種多様なもののハーモニー/共存を感じます。 |
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